スコップの加工について
「酒造りで使うスコップの塗装が剥がれてきたので再加工したい。」という問い合わせがありました。
弊社でも過去に数回加工した実績はあります。今回もスコップの柄が外せれば加工できます。また、色調も茶・グレー・黒とあり、いずれも食品に対応しています。
今回は、現状の塗装と同じ色を希望されましたので色調茶色で加工しました。
フッ素樹脂を剥がす為の処理や密着性をよくするための処理等で表面がザラザラしますが、なるべく滑らかになるように処理し加工しました。
フッ素樹脂加工とは全く関係ありませんが、このブログを書いている時、NHKあさイチで、「カップ酒のカップがおしゃれになりました。」と特集をしていました。かわいい動物の絵が描かれたものや電球の形をしたものなど見ていると楽しくなるものばかりです。電球の形は本当に電球?と見間違うほどそっくりでした(お酒が入っているので間違う事はありません)。飲んだ後は一輪差しやペン立て、調味料入れにして使えるそうです。
日本酒の出荷量の低迷を改善するため、今まで日本酒にあまりなじみのなかった若者や女性にも手を取ってもらえるよう各地の酒蔵さんが作り始めたそうです。
一輪差しや調味料入れとして台所等に置いたら雰囲気もかわり楽しめそうです。
この特集を見ながら、先日加工したスコップで作られたお酒が、こんなカップに入って売られているかもしれないと思うとともに、お客様が手に取り買いたいと思ってもらえるような新しい発想が、これからもお客様を増やしていくために大切なことだと考えさせられました。
弊社も、お客様が必要とされているコーティングに的確に答えていけるよう日々の業務をしっかり行ってまいります。