フッ素樹脂(テフロン)とは?
フッ素樹脂(テフロン)は1930年代に、デュポン社によって発見され、商標名テフロン®として市場に紹介されました。
フッ素樹脂(テフロン)はほかの工業材料では得られない物理特性、化学特性、電気特性などの優れた特性を兼ね備えており、その用途は現在では身近な家庭用の厨房用機器から最先端の宇宙機器に至るまで非常に多岐にわたっています。
テフロン独自の性質は炭素−炭素間結合の重合物を基幹としてその周りを大きい安定性あるフッ素原子で囲んでいる構造の不活性さに起因しています。フッ素原子は炭素−炭素間結合物に安定して結合し、化学的作業によって脱離することはないので熱に対して特に安定しています。
最近では、その品種も20種類を超えるまでになってまいりましたが、それぞれの高分子の構造上の特徴に応じて、非粘着性、低摩擦性、耐侯性、弾性、などの特性がこれに付加されております。詳しくはフッ素樹脂コーティングの特性をご覧ください。
各産業界への利用が進んでいます。
フッ素樹脂コーティングは非粘着性や耐摩耗性から各産業界から注目を集めております。 すでに食品工業、化学工業、繊維製紙工業、工業用部品、家庭用品への業界への利用が進んでおります。
様々な用途のフッ素樹脂コーティングの経験があります。
産業用途施工実績・食品用途施工実績をご覧ください。 また、ご利用いただいたお客様からの声も掲載しておりますのでご覧ください。
フッ素樹脂コーティング、テフロン加工について
フッ素樹脂、テフロンは、一般の塗料と同じようにスプレー(PFAの場合は粉体塗装)により、鉄、アルミなどの金属やガラス、セラミックなどに塗装することができ、一部のものはディッピングも可能です。
フッ素樹脂コーティングの加工方法は、基材の種類、用途、選択するフッ素樹脂の種類によって色々と異なりますが、一般的には、「基準の加工工程」の工程を行い、必要に応じて吹き付け、乾燥、焼成の工程を繰り返します。
表面処理は、一般的には酸化アルミ粉末等によるグリッドブラストが行われますが、変性フッ素樹脂の場合には化成処理を行う場合もあります。
近年、熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂にフッ素樹脂を添加してコーティング用に開発されたものがありますが、一般フッ素樹脂に比べて低温での焼成が可能になります。
フッ素樹脂コーティング(テフロン加工)は離型と摩擦の問題を解決します。
フッ素樹脂コーティング加工は、他のコーティングと比較して、多くの優れた性質を持っておりその用途もいまや多岐にわたって利用されています。
フッ素樹脂テフロンは非粘着性に優れ、にかわ、ペイント、食品のような高粘度の物でも、固着することはありません。
またフッ素樹脂テフロンをコーティングした部品の表面は、非常に低い摩擦係数を示し、無潤滑でも、十分使用できます。また,フッ素樹脂テフロン加工の硬度は、使用する塗料の種類により異なりますが、変性フッ素樹脂は、中でも特に固い表面を有し、過酷な用途に耐える事が出来ます。